昭和8年の構造 梁は大事です

(2020年12月18日)

こんにちは、大田区の新築住宅・リフォームをご提供しているセダー建設4代目の若ちゃんです。

セダー建設は、耐震診断からのリフォームというお声かけをいただくことがけっこうあります。

若ちゃんは大学時代に阪神淡路大震災があって、そのときに命を守るはずの家が、凶器になってしまって人の命を奪ってしまった現状を知り、三年次から専攻を構造に変更したという経緯があります。

そんなわけで、構造にはうるさいワタクシです。

 

そして最近出会ったのが、昭和8年の構造。
昭和8年ていったら、1933年。
1933年と言えば、上皇さま(平成天皇)、藤子・F・不二雄さんが生まれた年ですよー(調べただけですけど)。
歴史を感じますね。

現場を拝見すると、かなり梁が腐食しています。
かなり手強い・・。これは闘いだ!

腐食した梁

ちょっと角度を変えて、
腐食した梁2

さらに
腐食した梁3

 

こちらのお宅はさすが87年の歴史があって、一度鉄で補強されていました。
でも、残念ながら両側の通し柱も腐食しています。

そしてこちらもまた肝で、基礎が置いてあるだけのブロックだったので、とにかく構造的に心配です。

きちんと安心して住んでいただけるように、対策としては外周部分を一旦のぞいて耐圧盤を内側だけ作ってから、耐圧で全体を持ち上げて外周部の基礎を作るという流れを取ろうと考えています。

 

※耐圧盤とは

建物の重さを下の接している地面に伝えるもので、鉄筋コンクリート造の床でぶ厚く鉄筋量も多いしっかりとした構造体です。
地中梁とも繋がっていて、より強固に建物を安定させることができ、建物の底全体で荷重を受けるので沈みにくくくする効果もあります。

かなりの大掛かりな工事になりますが、しっかりとお施主様に説明して、安心な家にしたいと思います。

 

大田区上池台近辺は、まだまだ古い建物があり、放置していると命を奪いかねないくらいの老朽化した建物もあります。
気付かずに危険と隣り合わせの毎日を過ごしている方も多いです。

家づくりに携わる者として、みなさんには安心して暮らせる家に住んでほしいです。

築数十年経過している家に住んでいる方は、ぜひ一度プロに点検してもらってください。

昭和8年のお家は、闘いに勝ちます!頑張ります!

 

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