築30年経過していたら、屋根の葺き替えを検討してくださいね。

(2019年09月25日)

こんにちは、セダー建設4代目の若ちゃんです。
台風のあとで、既に家が被害にあっている方には申し訳ない気もしますが、今日は安全を考えて屋根のリフォームについてお話したいと思います。
 

1回目の屋根塗装は築10~15年屋根の修理
時々「リフォームっていつするものなんだろう?」と聞かれます。
この間、築30年のお家の屋根リフォームをしたお客さまからも、「本当は10年ごとにやった方がよかったのかな?その方がお金も安く済み、家も長持ちしたのかな?」と聞かれました。
 

ズバリお応えすると、屋根のリフォームは築10~15年が1度目の点検の目安になります。
但し、屋根材によって耐久年数は異なります。スレート屋根(カラーベスト)やトタン屋根は7~10年くらいで、一度点検をしてもらったほうが良いです。台風でも屋根が飛びにくいガルバリウム鋼板の場合は、20~30年が耐久年数と言われていますが、屋根材自体は丈夫でも、金具や留め具が劣化する場合もあるので、やはり10年ぐらいを目安に点検してもらうようにしましょう。
 

屋根は家の頭のてっぺんで、雨・風から屋内を守っています。
だから、どうしてもリフォームというと中からやりがちなのですが、屋根・外壁という外回りはとても大事です。家の中をきれいにしても、雨が入ってきてしまっては大変ですものね。

築10~15年というと、浴室・トイレ・洗面台・キッチンなどの水まわりがちょっとおかしいな、という時期です。
水まわりはよく使う場所で、かつ湿気が多い場所なので劣化するのが早いです。
だから、水まわりがあれれ???となってきたら、同じタイミングで屋根・雨樋・外壁を見てみましょう。
屋根・外壁は雨風にさらされているので、亀裂や剥がれているところを見つけたら、すぐに補修することをお勧めします。

 

この前のブログで台風の記事を書きましたが、こんな話も聞きました。

千葉県であまり被害がなかった地域の人なのですが、2年ほど前に屋根と外壁をリフォームしたそうです。
外壁はペロッと剥がれているところがあり、屋根は遠くから見ると赤い色をしているはずが白く見える状態だったそうです。でも、まとまったお金がかかるので、見て見ぬふりをしていたらしいのですが、ある日えいっとリフォーム業者さんに見てもらったそうです。

すると、屋根の釘が取れかかっていて、コケ・カビが生えてしまっていたそうです。そこで屋根は「カバー工法」を勧められ、リフォームをした、という流れだったと言っていました。(気が付いたら築20年とのでした・・)

この方が今回の台風のあとにこんなことを言っていました。
「特に屋根はリフォームしておいて良かったです。
実は、うちのベランダに見慣れないものが落ちていて、それ、よく見たらお隣の屋根の一部だったんです。
別にうちもお隣さんも被害とかはないのですが、仮に我が家がリフォームしていなくて、台風で屋根が飛んでいってしまっていたら我が家も困るし、誰かに当たったりしたら・・・どこかのお宅の外壁に刺さってしまったら・・・と考えるととても恐ろしかった。本当にリフォームしておいて良かったです」
 

こちらのお宅はリフォームしたかいもあって、何事もなく本当に良かったです。
リフォームが安心につながっていて、建築屋としても嬉しいです。

今年の台風では、主に築40年のお宅の棟板金と言われる屋根を抑えている骨組みが飛んでしまっていました。
屋根リフォームは3回目(30年目くらい)が葺き替えを検討する時期です。該当される方は一度信頼できる業者さんに点検してもらうと安心ですよ。

家の定期的な点検は、ご自身の大切なものを財産や命を守ることにつながります。そして、近隣の方への配慮にもなります。
家というのは、現代の社会でなくてはならないもの、ある意味インフラです。
家というインフラも是非点検してみてくださいね。
 

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