被災建築物応急危険度判定員の講習を受けてきました
(2020年10月16日)大田区上池台の新築とリフォームが得意な工務店、セダー建設の若ちゃんです。
先日、被災建築物応急危険度判定員の講習を受けてきました。
被災建築物応急危険度判定員というのは、東京建築士会のボランティア制度で、
地震後、余震等による建築物の倒壊や落下物、転倒物による二次災害を防止するため、できる限り早く、短時間で建築物の被災状況を調査し、当面の使用の可否について判定するものです。
(被災建築物応急危険度判定員のページ→)
被災建築物応急危険度判定に登録をするためには、建築士(建築士法第2条に規定する1級、2級、木造建築士)の資格が必要で、かつ東京都主催の講習会を受講する必要があります。
若ちゃんは1級建築士の資格を持っているので、講習を受けてボランティア登録できるのです。
地域お役立ちとしては、おおた助っ人という一般社団法人で建築士として家の困りごとの相談を受ける、ということもしていますが、災害のときにも迅速に何か役に立ちたいと思って、被災建築物応急危険度判定員にも登録しようと思ったわけです。
ホームページやブログでも時々書いているのですが、地震は本当に怖いです。
というのも阪神大震災が起きたのは、若ちゃんが大学にいた頃でした。
地震で家が倒壊して、たくさんの人の命を奪っていました。
そのことにショックを受けた自分は、三年次から専攻を構造に変更しました。
安全であるはずの家が、人の命を奪うことは絶対に避けたいと思ったからです。
「家は人を守るものだ」それが若ちゃんの信条です。
どの家も、地震に強くなっていれば良いのですが、それぞれのご家庭の事情で現在の耐震基準を満たしていなくても、リフォームできていない家もあります。
耐震基準を満たしていたとしても、想像もつかないほどの大きな地震が来たら、その家にいて良いかどうかもわかりません。
そんなとき、短時間で建築物の被災状況を調査して、当面の使用の可否について判定してもらえたら、避難所で寝泊まりしなくて済むかもしれないですし、避難所に避難しないといけない人たちはその分スペースが確保できますよね。
災害はいつやってくるか分からないからこそ、気が付いたときに準備しておかなくては、と思っています。
家は人を守るものだから、もし一抹でも心配があったら一度耐震診断してもらってみてくださいね。