LESSON 1 尺貫法ってなんで必要なのか。
日本には世界に誇れるモジュール?!である、尺貫法があります。柱の間隔や建具の寸法など、さまざまな所で使われています。現在でも建築では材料の規格寸法が尺貫法で作られているものが多く、大工さんたちの会話では
間(ケン)・尺(シャク)・寸(スン)・分(ブ)・坪(ツボ)
といった言葉がしばしば使われます。このページではそれらとメートル法、インチ法の関係をわかりやすく説明していきましょう。
LESSON 2 長さの単位  (シャク)
尺をミリメートルに換算すると

1尺=303mm

日本の木造建築の基本になります。例えば柱と柱の中心間隔は
3尺=909mmや6尺=1818mmのところが多いと思います。現在では計算を簡単にするために一般的には3尺=910mm、6尺=1820mmにしているところが多いです。大工さんが
サブロクの板持ってきて!」といっていたら3尺×6尺、つまり
910mm×1820mmの板を持っていってあげましょう。
「おっ!こいつはわかってるな。」と思ってくれるかもしれません。
LESSON 2 長さの単位  (スン)・(ブ)
1尺=10寸=100分   つまり1寸=30.3mm1分=3.03mm
が基本です。「チョット」というのは漢字で「一寸」と書きますが、30.3mmというのはまさに「チョット」という感じにぴったりだと思います。童話の「一寸法師」も身長が30.3mmだったんでしょう。
ことわざに
「一寸の虫にも5分の魂」
というのがありますが、メートル法で表現すると
「30.3mmの虫にも15.15mmの魂」
となります。なんだか感じが出ませんね。(^.^;
LESSON 3 長さの単位  (ケン)
1間=6尺=1818mm
が基本になります。いままで10進法だったのが、ここで突然6で繰り上がりますので気をつけましょう。
一般的には畳の長辺の長さだと思われていますが、和室の部屋は柱の芯-芯でピッタリの寸法になっているので畳は1間より若干短いです。
大工さんが、建物全体の大きさを表すのに
「この建物は○○間×○○間だ」
というように使われます。
LESSON 4 面積の単位  (ツボ)
1坪=1間×1間=1.818m×1.818m=3.305u
が基本になります。
これは土地の面積を表すのにいまだに良く使われています。
だいたい、畳2枚分の広さです。(畳2枚のほうが若干狭い)
LESSON 5 西洋の単位インチとのビミョーなかかわり
1インチ=25.4mm
これが基本になります。
一見、尺貫法の単位とは無関係に見えますが、けっこう深い関係にあります。それを紹介します。
ネジの太さは、ミリ単位のものと、インチ単位のものが両方流通していますが、そのうちインチ単位のものは太さの表記が3/8インチとか、5/8インチ、1/2=4/8インチといった風に八分の何インチというのが多いです。1/8インチは25.4÷8ですから3.175mmですが
これが殆ど1分=3.03mmと同じだということで大工さんは金物屋さんで「3分の全ネジを下さい!」といって、3/8インチの全ネジをもらってきます。
また、別の例で
1フィート=12インチ であり、
=12×25.4mm=304.8mmで
これも、殆ど1尺(=303mm)と同じになります。
フィートも尺も、もとは肘から下の手の長さが元になっているとかいないとか・・・・偶然でしょうが、なにやらロマンがありますね。

まとめ
1/8インチ≒1分
1フィート≒1尺