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住宅取得者に適した目標性能の設定
1)住宅取得者に適した性能を確保することが重要です。

 表示方法の多くは、等級や数値で表現されます。等級は、数字が大きいほど性能が高いことを表していますが、表示項目ごとに意味するところは異なります。また、住宅取得者のライフスタイルや地域の気候、風土への対応、デザイン、建設コストなど、評価基準に対象となっていない面も考慮して、それぞれの住宅所得者に最も適した性能の組み合わせを選択することが重要です。
 基準の内容を充分に吟味しないで、等級の高いものや数値の良いものだけをむやみに要求したり、選択することは合理的とは言えません。また、建設コストの上昇を招くおそれもあります。
 例えば、閑静な住宅地に建てる住宅に、遮音性の高いサッシがどの程度必要であるか、日中の外出が多く、ほとんど使用しない住宅に採光のための大きな窓がどの程度必要であるか、広さや間取りを犠牲にして表示された性能だけが高ければよいのか、などについて考慮することが重要です。

2)表示項目どうしの相反関係に注意しましょう。

 相反関係とは、ある性能を高めようとすると、他の性能が低くなる関係をいいます。設計の方法にもよりますが、例えば地震時の構造の安定や暖冷房のエネルギーの効率を高めるためには窓を小さくとることが一般的に有効とされますが、逆に採光の面では不利となります。このような表示項目どうしの相反関係を理解し、住宅取得者に適した性能の組み合わせを選択することが大切です。


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